こんにちは!つくし(@tsukushi_hcm)です。
今回はベトナム渡航前の予防接種について書きたいと思います。
我が家もベトナム・ホーチミンに赴任するにあたりワクチン接種を受けてきたので、受けた種類などをまとめてみました!
日本での里帰り出産後に子供が受けた予防接種についてはこちらの記事でまとめています。
予防接種の必要性
海外では国によって、日本にはないような感染症が流行しています。
自分の身を守るためにも渡航先や滞在時期、滞在期間にあった感染症の情報を集め、必要とされている予防接種を受けることが大事です。
渡航先で流行している感染症は厚生労働省検疫所「FORTH」のホームページで確認できます。
予防接種を受けるにあたっての事前準備
予防接種を受けるにあたっての事前準備はこんな感じです。
- 受けなければならないワクチンの種類や費用負担について会社に確認する
- 母子手帳で過去に接種したことがあるワクチンを確認する
- 病院探し
受けなければならないワクチンの種類や費用負担について会社に確認する
海外駐在員やその帯同家族の場合は会社の規定で受けなければならない予防接種の種類が決まっていたり、費用を会社に負担してもらえることがほとんどだと思います。
まずは会社に確認しましょう。
主人の会社からは、自分で病院を探して予防接種を受け、費用は会社負担なので領収書を提出してくださいとのことでした。
どこの病院でもいいし、種類の指定もない!笑
母子手帳で過去に接種したことがあるワクチンを確認する
もし母子手帳が手元にある方は予防接種の際に持っていくといいと思います。
必要かな?と思ってたまたま持って行ったのですが、子供の頃に受けたことがあるものは1回の接種で良くなったりしたので予防接種の記録が役に立ちました!
病院探し
病院によっては受けられない種類もあるようだったので、6種類全て接種可能な病院を探しました。
特にこのあと挙げる腸チフスのワクチンは接種可能な病院が限られているので、我が家も全員東京都内の病院まで接種しに行っています。
海外渡航前の予防接種が受けられる病院などは厚生労働省検疫所「FORTH」の予防接種実施機関データベースで検索可能です。
接種したワクチンの種類
先にベトナムに渡っていた主人が6種類のワクチン接種を受けていたので、私も同じ種類のワクチン接種を受けることに。
受けたのは以下の6種類です。
- A型肝炎
- B型肝炎
- 狂犬病
- 日本脳炎
- 破傷風
- 腸チフス
A型肝炎
主に加熱処理していない食べ物や飲み物から感染します。
初回から5週間後と半年後の、計3回接種しました。
3回接種すれば5年間有効な免疫がつくそうです。
B型肝炎
血液を介した感染、B型肝炎の母親からの感染、性行為を通じた感染があるそうです。
初回から5週間後と半年後の、計3回接種しました。
狂犬病
発病すれば致死率100%だそうです。
ホーチミンでもその辺の道端でよく放し飼いにされている犬を見かけますが、飼われている犬でもベトナムでは狂犬病ワクチン接種率は少ないそうです。
予防のために受ける「暴露前接種」だったので、初回から1週間後と5週間後の計3回接種しました。
日本脳炎
ウイルスを保有する蚊に刺されることで起こる死亡率の高い急性脳炎です。
母子手帳に子供の頃の日本脳炎の予防接種記録があったからか、接種は1回だけでした。
過去に接種歴がない場合は初回から1~4週間後と1年後の計3回接種するそうです。
破傷風
破傷風菌は世界中の土壌に広く存在し、傷口から感染します。
破傷風ワクチンは1968年(昭和43年)から始まった3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日せき)に含まれていますので、定期予防接種で破傷風・ジフテリアワクチンを12歳の時に受けていれば、20代前半位までは免疫がありますので、接種は不要です。その後は、1回の追加接種で約10年間有効な免疫がつきます。
こちらも母子手帳に3種混合ワクチンの接種記録があったので、接種は1回だけでした。
腸チフス
感染した人の便や尿に汚染された水、氷、食べものから感染するそうです。
1回接種しました。
この腸チフスは受けられる病院がだいぶ限られるので、注意が必要です。
腸チフス以外はFORTHでもベトナム渡航にあたり受けておきたい予防接種として推奨されていますよ。
予防接種のスケジュール
予防接種のスケジュールを表にするとこんな感じです。
初回 | 1週間後 | 5週間後 | 半年後 | |
---|---|---|---|---|
A型肝炎 | ① | ② | ③ | |
B型肝炎 | ① | ② | ③ | |
狂犬病 | ① | ② | ③ | |
日本脳炎 | ① | |||
破傷風 | ① | |||
腸チフス | ① |
病院に通ったのは計4回、全て打ち終わるのに半年かかりました。
ホーチミン現地でワクチン接種が受けられる病院はある?
ホーチミンに来てからでも海外渡航のためのワクチン接種は可能です。
ワクチン接種が可能な主な病院は、
- ロータスクリニック
- ファミリーメディカルプラクティス
- ラッフルズメディカルホーチミン
- サイゴン虎の門クリニック
これらのクリニックで受けられるみたいですよ。
赴任前はスケジュール的に余裕がないという場合は現地での接種も検討したほうがいいかもしれません。
詳細・相談は各クリニックにお問い合わせください。
まとめ
我が家は主人の赴任が決まったのが出発の2ヵ月前だったので、3回目の接種は受けずに渡航となりました。
私もスケジュール的に最後の一回は受けずに渡航。
その後、二人とも一時帰国のタイミングで3回目の予防接種を受けています。
すべてのワクチンが同じ日に打っても問題ないものだったので、初回は両腕に3本ずつでした...!
海外赴任が決まるとなにかと準備でバタバタすると思いますが、リスクのある地域に赴任になる場合は予防接種は特にしっかり受けておきたいですね。
少しでも参考になれば嬉しいです!
#海外赴任 #ベトナム駐在 #予防接種 #ワクチン