つくし家のホーチミン子育て日記

ホーチミンでの日常や子育て情報などを綴っていきます。

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完母推進スパルタ病院での出産レポ


先日無事に二人目を出産しました!
さらっと出産報告。笑

そういえば新生児ってこんなだったなぁ〜と思い出しながら現在二人育児に奔走しているわけですが、
今回は備忘録もかねて上の子のときの出産レポをしたいと思います!!


私は出産の1年ほど前に子宮頸がんの手術をしていたので、出産も手術をしてもらった同じ総合病院ですることにしました。



手術のときの執刀医の先生がとても優しくていい先生だったので、病院の評判なんかも特に調べたりせず、なんの迷いもなく決めました。


が、


この総合病院の産科が完母推進の超スパルタ産科だったんです...。



妊婦健診

海外からの里帰り出産だったので、妊婦健診に行ったのは妊娠中期に一時帰国した数回と8ヶ月以降だけでした。

健診のときは先生も看護師さんたちもみんな優しかったですし、毎回エコー写真もたくさんもらえました。
NICUもあったので、もし何かあったときも安心。

これは総合病院なのでしょうがないのかもしれませんが、健診時の待ち時間が長いことだけを除けばなんの不満も不安もありませんでした。

病院の評判

初産婦でしたし、周りの友人たちはまだ出産しておらず、どの産院がいいかという情報も全く入って来ていませんでした。

妊娠中、妊婦さん向けのイベントなんかに出かけると他の妊婦さんとどこの産院で出産予定なのかという話になるのですが、私が病院の名前を出すとみんながみんな「あのスパルタのとこですよね〜!」という反応。笑

そう言われるたびにどんどん不安になっていきました。( ;∀;)

陣痛開始

出産予定日の3週間ほど前のある日、昼頃からなんだかお腹が痛いような気がする...。
でも全然耐えられる痛みだし、前駆陣痛かもしれないし...。

と、近所のショッピングモールに買い物に行ったりしていたのですが、痛みはどんどん強くなって時々ベンチに座り込むほどに。

その日は土曜日で家族みんな家にいたので、帰宅してからは夕方まで自室で寝かせてもらいました。

それでも痛みは収まらず。

6時頃に間隔が10分を切ったので、ベトナムにいる主人にも連絡をして、病院に行くことになりました。

いざ出産!

病院に到着すると子宮口の開きは4cm。

まわりのママさんからは陣痛でしんどい中、自力で分娩台に上がらないといけないんだよと聞いていたので、バースプランではベッドがそのまま分娩台になるちょっと高めの部屋での出産を希望していました。

内診が終わると希望していた部屋に通されたのですが、ベッドに横になりたいと助産師さんに訴えても「横になると陣痛が遠のくから!」と寝かせてもらえず。

高めの部屋を選んだ意味。笑

部屋を選んだ段階で、陣痛中は横になれませんよと説明しておいて欲しかった...。

続けて助産師さんから恐ろしい一言。


「この調子だと生まれるのは明日の朝方かな〜。」


朝まで横にならずにこの痛みに耐えないといけないの!?と、
ベッドを横目にアクティブチェアなる椅子に座って陣痛に必死で耐えました。

f:id:tsukushi-hochiminh:20201215144241j:plain
出典:axel.as-1.co.jp(写真お借りしています。)

この椅子を見るだけであのときの痛みが蘇ってきます。笑

結局陣痛MAXの中、自力で分娩台にあがりました。( ;∀;)

分娩台に上がってからはあれよあれよという間にお産が進み、病院に着いてから4時間のスピード出産でした。

翌日の朝方と言われていたのに、生まれたのはその日の23時!
横にならずに痛みに耐えたおかげなのかな。

産後4時間で母子同室に

赤ちゃんが出てきた後はそのまますぐにカンガルーケアと授乳。
10ヶ月間ずっとお腹の中にいたはずなのに、顔を合わせるのは初めてで。

初対面の瞬間はなんだか不思議な気持ちでした!

そのまま主人にテレビ電話もさせてもらいました。


ちなみに主人は予定日近くに帰国の計画を立てていたのですが、生まれてくるのが3週間も早かったので結局息子に会えたのは産後1週間ちょっと経ってからでした。(^_^;)
出産は予定通りいかないものなので、こればっかりはしょうがないですね。


そのあと胎盤の処置や、赤ちゃんのへその緒の処置なんかが終わったら、4時間ほどで母子同室になりました。

そこからは3時間おきに授乳。片乳10分ずつ。(途中寝ている時間はカウントせず)

新生児の息子はすぐに疲れて寝てしまうので、起こして授乳しての繰り返しでめちゃめちゃ時間がかかりました。

その後搾乳したりして、全部終わるのに毎回1時間くらいかかってました。

夜中は寝てくれずずっと抱っこだし、日中は授乳以外の時間にごはん食べたり、沐浴や退院後の説明があったり。
体力回復の時間なんてありません!

しかも初産婦だからか、3時間おきに看護師さんを呼んで毎回授乳の仕方をチェックしてもらわないといけませんでした。

眠すぎて3時間を寝過ごそうものなら看護師さんのほうから部屋にきて、「授乳の時間ですよ〜!」と起こされました。( ;∀;)

乳首トラブルだらけの入院期間

私の授乳を見にきてくれる方がことごとく同じ新人看護師さんでした。

乳首が切れるし、水膨れにもなったのでその看護師さんに相談するのですが、
「うーん、でもおっぱいが張ってるから赤ちゃんに吸ってもらうしかないので...。」の一点張り。

授乳がすぐにできるようにと、なぜか授乳ブラもつけちゃいけなくてパジャマに擦れて激痛。

なんとか入院期間を耐え抜き、退院の日には病院を離れられるのが嬉しすぎて入り口を出た瞬間息子を抱っこしながら号泣しました。笑

2週間健診で黄疸発覚

退院して以来の初めての健診。
体重を計るために息子の服を脱がすと目の色が変わる看護師さん。

「少し肌が黄色いので黄疸っぽいですね。気づきませんでしたか?」と冷静に言われました。

新生児の通常の肌の色なんてわからないよ〜!!(T-T)

総合病院なので、そのまますぐに同じ病院内の小児科へ行くことになりました。

小児科の先生に診てもらうと、母乳不足による黄疸とのことでした。
治療するほどではないとの判断で自宅で様子見することに。

私の母乳が出ないせいだと落ち込みました...。

それからは一日13回くらい頻回授乳。
寝ているときも無理やり起こしての授乳とミルクの補足を続けました。

そして1ヶ月健診

ドキドキしながら1ヶ月健診に行くと、無事黄疸は治っていました!

体重も4000gほどに増え、これだけ増えていれば十分だと言われました。
(生後1ヶ月の男の子の平均体重は3000gから5000gちょっとです。)

ただ、完母は難しいかもしれないから今後も混合でいくことに。

まとめ

完母は無理なのかーと思いながら、でもミルクだと他の人にも哺乳瓶であげてもらえるし、メリットも感じながらしばらく混合育児を続けました。

ところが!

生後4か月頃に息子が急に粉ミルクを受け付けなくなり、思いがけず完母になりました!

私自身も完母を希望していたので嬉しかったです!!

入院中はほんとに辛かったですが、ここで出産したおかげで完母になったので今では感謝しかありません。


でもやっぱり次の出産はもう少し甘やかしてくれるところがいいと思い、今回は地元でめちゃめちゃ評判のいい産院で出産。
ごはんも美味しいし、看護婦さんたちも優しいしでほんとに退院したくなかったです。笑

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

二人目の出産レポはまたいつか書きたいと思います!